2006.07.27 Thursday
マリンバデゥオ

7月21日金曜日、イタリアはカプリ島にあるサンミケーレにてルードヴィッグとマリンバのデゥオコンサートを行った。スウェーデンの医師アクセルムンテ(1857−1949)の別荘でいまはミュージアムとなっているが、スウェーデンとイタリアの文化交流の場にもなっており、私たちが滞在した1週間、音楽の分野からは私たち、そして画家、彫刻家、作家、舞台の脚本家など数人がミュージアムになっているムンテのゲストルームに滞在していた。
カプリ島はナポリから高速船で55分。5オクターブのマリンバがあるはずもない。がわざわざフローレンスから楽器が届いた。マリンバ2台と新品のヴィブラフォン。
コンサート会場はムンテの庭園にある屋外テラスで、約200人ほど入る。
7時半から始まったコンサートでは、O`meala のWooden Music, Arvo Part の鏡の中の鏡、武満徹のクロスハッチ、ラベルの「道化師の朝の歌」、CageのDream など、アレンジものも含めた9曲を休憩なしで演奏。時刻が8時半に差し掛かったところで美しい夕日をバックに「鏡の中の鏡」をマリンバとヴィブラフォンそしてクロタレスで演奏した。
ゆったりとした曲なので時々お客さんの顔をみると、夕日をからだ全体に浴び、安らかな気持ちで聞いてくださっているのが感じられた。
話はそれるが、数年前に多くの日本人移民の方に日本の童謡を聞いていただく機会があった。
それまで楽しく聞いてくれていたのに、赤とんぼになるとあっちこっちから鼻をすする音が聞こえてくる。ふるさとを思って涙していたのかもしれない。
おいてきてしまった家族をそして友達を想ったのかもしれない。
私も時々張り詰めている気持ちが緩むときがある。それはやはり家族を想うときだ。
この室内楽シリーズ、夏にカプリを訪れる機会があったらぜひ行って欲しい。
ぜひ夕日を見ながら音楽を肌で感じてほしい。








