<< September 2005 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
CATEGORIES

豊作の秋

memo29

 仕事も終わりストックホルムの家にもどってくると、家の芝生は3週間分伸び放題。
 初夏に種まきをし、収穫を楽しみにしていた大根は霜にやられしょぼんとしていた。
松本では気温28度前後、こちらは12度。秋の訪れは一足早い。
 スーツケースを片付けたあと大掃除にとりかかった。芝刈り機をぶんぶん鳴らして奮闘すること1時間。まだ半分も刈っていない。
 ひと汗かいたのでコーヒー片手に、庭を一回りする。
 ブルーベリーはシーズンが終わりしわしわに。その代わりにこけももの実があかくなっている。白樺はてっぺんからしだいに紅葉が始まっている。松の木ともみの木からはまつぼっくりが落ち放題。たまに頭に直撃するが、これがかなり痛い。
 その松のきのしたにぽこぽこ出てくるのが、カ−ルヨハンというきのこ。今日も見つけた。今回は冬場でもおいしく使えるように、陰干しして乾燥させ保存しておくための準備もした。一週間くらいかかるらしい。なにしろ初めてなので、人にききながら試してみる。カンタレッラというきのこも採れた。
 あとは木にぎっしり実っていたプラム。驚くほど甘い。
 近所の人に日本のお土産を渡しにいったら、秋りんごが沢山できて食べきれないからもってかえって、のお言葉に甘えて袋いっぱいもってかえった。  数日でたべられるだけの量を残して、あとはジュースマシンでしぼり、冷凍庫に保存。
 そんなことをしているとあっという間に真っ暗になってしまった。
  室内から星がたくさんみえたので、そとに出てみるとなんと!
 オーロラが!
 そういえば去年の9月にアビスコに行ったんだ。
 ストックホルムでも見られるなんてめったにないことなのでとてもうれしかった。
 それにしても濃い一日だった。
memo

子の心。。?

memo28

 松本滞在も今日一日のみとなった。最終日の「グレの歌」公演だ。
 今年も変わらず多くのお客さんが台風の到来にも負けずして、日本中から足を運んでくださった。
 今年は夏は厳しい暑さの実家からも両親が聴きに来てくれた。
 会えるのは演奏会が終わってからなので、日中は二人で美ヶ原高原にいったり、映画をみにいったりとひさしぶりに二人の時間が持てたようだ。
 いつもは忙しい父と母も、旅に出ると笑顔が増える。特に父ははじけたようによくはしゃぐ。だから一日もはやく二人そろってスウェーデンの家にきてもらって、羽を伸ばしてゆっくりしてほしいと思う。そう両親に伝えると「寒くて凍えるから。。」としぶっている。

 子の心、親知らずだ。。。
memo

サイトウキネン

music15

 8月21日にサイトウキネンフェスティバルのため松本入りした。
 早速22日からリハーサルが始まり、モーツァルトの「フィガロの結婚」、チャイコフスキーのシンフォニー5番とくるみ割り人形、ガーシュインの「ピアノコンチェルト」、シェーンベルクの「グレの歌」、そのほかに室内楽のコンサートなど、内容はいつものように濃い。
 特に今年はマエストロ小澤さんの古希のお祝いが9月1日なので、それにあわせてコンサートも行われた。和太鼓の林英哲さんの演奏も聴くことができた。おなかのそこに伝わってくる和太鼓の音と、それにも負けない強いオーラを出す英哲さんの演奏はいつも圧倒される。
 8月30日に行われたふれあいコンサート3では、クセナキスの打楽器ソロ「レボンab」と、ジョリベのトランペットと打楽器のための「エプタード」をシカゴ響の首席、クリスマーティンと共演した。
 3週間のこの期間、音楽だけのことを考え、たくさんの音楽に囲まれ、いい音楽を創造していくこの音楽漬けの毎日がとても心地いい。「音楽やっててよかった」って思うまさにこの瞬間を3週間も堪能できる。私にとって年末年始みたいなもの。一年間の集大成、そしてあたらしい気持ちでスウェーデンに戻り、楽器と向き合う。

 明日からこのフェスティバル最後のメイン、「グレの歌」の公演が始まる。
music