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クロウマータパーカッションアンサンブル

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 クロウマータパーカッションアンサンブル。ご存知の方も多いと思うが、私は大学4年のときに出会った彼らの元に、彼らが活動の拠点としているストックホルムに、留学を決めたのは96年だった。活動27年目を迎えた今年の活動も相変わらずツアーが多い。私自身もツアーが多いので、ここ1年半ほどライブを聞き逃していた。
 メンバーのレイフから送られてきたコンサートの案内と招待状を見ると、スイスから打楽器ソリストのフリッツハウザーさんがゲストのこと。彼とも98年にストックホルムで行われた国際打楽器祭に出演した際に知り合いになった。これはいかねば、と久々に顔を出すのでどきどきしながら聞きにいった。師匠のアンダースから早速「元気そうだね!コンサート終わったらバーにおいで。話したいことがたくさんあるんだ」。
 去年発売したCDの感想をまだ聞いてなかった。絶対そのことだ、と思いコンサート中もかなり緊張していた。
 クロウマータからはもちろんだが、的確で思い切りがよくとても音楽的で、すべてのレッスンでアンダースから学んだことの多さは、私が演奏家である以上、一生大切に一音ずつにその思いを込めたいと思う。
 王立音大に通っているときに室内楽のクラスで、リハーサル中に落ちると「みか、弾けないんだったら韓国に帰ってもらうよ」とジョークをいわれたこともある。「いや、せっかくだったら日本に。。。」
 気合を入れなおしたのは言うまでもない。

 コンサートが終わったあと、アンダースとバーで飲んだ。CD発売おめでとう、とても気に入ってるよ、と言って頂いた。それからは近況報告やいつ一緒にお茶でもするかとか、たわいもない話をして盛り上がって、しばらくするとフリッツさんも話の中に入ってき、とても楽しいひと時を過ごした。
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食事会

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 ひさしぶりに女友達と食事をした。とてもおいしい日本食のレストランを予約して、5人でわいわいと4時間くらい、絶えることなくおしゃべりし続けた。仕事のこと、家族のこと、日本のこと。。。みんな遠くにすんでいるが、ちょうど中間点のストックホルムでいつも会う。レストランのマスターも「たくさんのお友達とこうやって集まることができて、とてもお幸せですね。とてもうらやましいです」とわざわざテーブルまで挨拶に来られた。そして小粒の牡蠣が入ったのでどうぞ、と全員にサービスしてくれた。もみじおろしとポン酢でいただく生牡蠣は最高においしかった。
 前にも書いたがやはり一番は、気心しれた仲間と一緒に過ごすのはとても居心地がいいということ。
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デジタル

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 前にスウェーデンのオペラ座では、大砲の音を大太鼓をたたいて効果音を表現することを書いたが、そんな時、指揮者もいないステージ裏で演奏家に合図をおくるのに使われるのが、このテレビ。副指揮者を使うところももちろんあるが、たとえ直接見えなくても自分の動きを見てほしいという指揮者がたくさんいる。
 オーケストラの演奏場所はステージの床下半分、オーケストラピットといわれる。ちょうど指揮者の目の前に小型カメラが設置され、テレビは客席の一番後ろや、サイドの照明がある場所や、ステージ裏につながれる。そしてステージ裏の演奏家やステージで歌手たちがうたいながら自然な形で演技できるよう、指揮者の動きを見るためにいろいろなところに仕込まれている。
 いまはまさにデジタルの時代。一眼レフカメラでさえデジタルになった。
 ソニーエリクソン、ボルボ、サーブ、ハッセルブラード、テトラパックなど世界に誇る技術を生んだ国だ。スウェーデンのオペラ座でもデジタルテレビをいち早く取り入れた。
 却下された。
 テレビを見たりDVDを楽しんだりするのはもちろんいい。画像も比べ物にならないくらい質がいい。問題は時間差が生じることだった。微妙に動きがずれる。
 これではタイミングが重要なライブ音楽にははるかに向かない。
 日本の技術ならこんな問題は、私がこんなことを書いている間にももうすでに改善されているのかもしれない。
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築地市場

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 東京のオペラの森。その日の公演は夜7時。ということで朝早く起きて築地市場に行った。5時半のせりにはいかなかったがそれでも7時過ぎには築地についた。仕事の邪魔にならないようにと隅っこを歩いていたのだが、威勢のよさと人の多さに圧倒されてしまった。まずは業務用の市場「場内」と一般の人も買うことができる「場外」と2つある。まずは場内へ。魚の名前もあまりわからないが、新鮮な魚や貝類を見ていたらスウェーデン人にこの状況を見せてあげたい!と思わずにはいられない。世界の市場で売られている魚の6分の1がここ築地からだそうだ。
 写真や映像だけでしか見たことのない冷凍されたマグロも真近でみれた。
 しばらく見物したあと今度は場外で野菜や食器などみてまわった。もちろん魚も売っていたが、お惣菜やキッチン用品等もたくさんあった。
 その中で買い物用のかごと万能包丁を購入。包丁のお店ではマグロ用の包丁も置いてあったが、さすがに刃が1メール程度ある包丁は私には必要ないので見るだけ。
 手入れのしかたなど十分教えていただいた後、場内に戻ってお目当てのお寿司。
 20分程度並んだ。朝9時半に食べる「おまかせお寿司」。マグロにえび、いくらにうに。たまたま隣に座った方は浜松からその朝新幹線に乗って来られたそうだ。お寿司を食べたあと歌舞伎座に中村勘三郎さんの襲名披露公演にいかれるとのことで、楽しい一日を過ごされたことと思う。
 私はというと、夜の本番のためホテルに戻って眠りについた。
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 東京での滞在も最終日となった3月22日、上野公園の大寒桜が満開となっていた。今年は桜の開花が例年よりも遅れているが、この寒桜はご覧のようにすばらしかった。
 昼間はそう感じなかったが、夜になるとふわーっといい香りがした。毎日通った上野文化会館とも今日でいったんお別れだ。
 桜の時期に日本に帰れるなんて。とてもありがたい気持ちで一杯だ。スウェーデンに来て8年目。日本で桜が見られるのは今年が初めて。
 実家の福岡では桜はもちろん、真っ白い木蓮やこぶしのピンク色の花が日を増すごとに開いていった。地面に目を凝らすとたくさんのつくしも。
 日本から戻ってくるとうちの前のライラックのつぼみがなんとなく開きそう。でもスウェーデンの桜は5月に咲く。
 春をまた待つ身となった。あと一月もすれば茶色い枝に緑の新芽が出始めるだろう。
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