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スコットランド

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 スコットランド、アバディーンでのコンサートとマスタークラスを無事終えてストックホルムに戻ってきた。
 チケットは完売。
 プログラムはクセナキスの「レボン」と、2000年に私のために作曲してくれたイェスパーノルディンの「マリンバのための孤独な踊り」、末吉先生の「ミラージュ」、最後にこのコンサートに呼んでくれた作曲家ポールミーラーの「エコー」を演奏した。その「エコー」も2002年に私のために書かれた打楽器ソロ曲。
 イェスパーの曲はもうすでに出版されているので、興味のマリンバ奏者のかたはスヴェンスカムジークに問い合わせてもらえれば手に入る。ポールの曲は今年秋に出版予定だ。

 次の日の朝、コンサートに来てくれたアバディーン音楽大学の学生さんたち約60人にマスタークラスを行った。打楽器の学生はもちろん、管楽器や弦の人もそして作曲科の学生さんも来てくれた。
 この大学は1495年に設立された、歴史ある大学。
 町並みもすばらしかった。ハリーポッターに出てくるみたいだった。
 大きな楽器は用意してくれたが、特別な楽器はスーツケースに入れてもっていった。
 が、腰を痛めていたのでなるべく荷物は少なめにと、私の愛用のキャノンEOSデジタルカメラはうちに置いてきてしまった。もちろん後悔しっぱなし。どこを見てもカメラにとりたい風景ばかりで。
 コンサートに呼んでくれたポールは大学の先生をしていて、しかも珍しいことに音楽のドクター。私のためにマリンバの新曲と打楽器コンチェルトを書く準備を進めている。スコットランド放送オーケストラ財団からこの冬、賞を貰って、彼のオーケストラの作品を4月に初演する。とてもアクティブな28歳の若手実力派だ。
 作品もこれからどんどん面白いものを書き上げてくれるに違いない。

 とても美しい町なので、夏あたりに仕事なしで行ってみたい。ウィスキーの町にも行ってみたい。
 飛行場で地元の人が薦めるマックアランというウィスキーをお土産に買って帰った。

 写真でお見せできないのが心残りだ。

 コンサートレビュー。

http://www.abdn.ac.uk/universitymusic/reviews.shtml#shadowsoftheeast
music

エジプト

memo16

 去年の今頃、友達家族と初めてエジプトに1週間旅行に行った。
 スウェーデンは真冬でマイナス5度。
 雪が何十センチも積もる中ダウンジャケットを車に脱ぎ捨てアーランダ空港に駆け込んだ。
 4時間半かけてリゾート地、シャームエルシェクへ。
 気温は24度。白やピンクのブーゲンガリアが咲き乱れ、スウェーデンでは一年を通しても見ることのできない真っ青な青空が広がっていた。
 チェックインを済ませた私たちは早速泳ぎに出かけた。
 シャームエルシェイクといえば、スキューバダイビングをしている人たちなら誰でも一度は行って見たいという場所らしいが、ダイビングをしない人たちももちろん、シュノーケリングで十分に海のすばらしさを体験できる。

 シュノーケリングを初めて体験したのは、実家福岡の玄海灘に浮かぶ、大島。
 漁師の友達夫婦と一緒だった。初めてだったのでもぐることはできず、サザエやうにをとる姿を浮かんで見て楽しんだ。指先程度の大きさのちいさいいかがぽわぽわと前に進んでいたのが印象にのこった。
 マリンブルーの海は本当にすばらしかった。

 エジプトでは色鮮やかなさかなたちと珊瑚が一面に広がっていた。
 水中カメラもしっかりと持ち、パンくずをプラスチックの箱にいれ海に入った。私がカメラを持ち、少しずつパンくずをまいて、、魚たちが集まってきたところを水面下から撮る、が最初の予定。でもここは間抜けな一行。
 写真を撮るためにちょっと離れたところで待機していた私は、あまりにも絵に描いたような光景に一瞬目が止まった。
 持ってきたプラスチックの箱をあけた瞬間にパンくずがすべて一気にあふれ出してしまい、体長30cmからの大きな魚たちがえさを求めてあつまってきた。
 得体の知れない大きな魚が寄って来、その数はどんどん増えていく。
 危ない魚はいないから安心してといわれていたが、うろこが一枚3,4cmはあろうかとおもう魚たちが、回りに30匹くらい集まってきたときの恐怖はかなりのものだと思う。
 そうだ、私の役目はカメラマンだったと我に返り、笑いで震える手をしっかり固定しカメラにおさめた。
 そのあとちょっとショックでへこんでいたが、夜にはおいしい中華料理を食べて復活していた。
 次の日からパンくずはもたずにカメラマンに変身していた理由を、聞かずともみんな理解していた。
memo

パールギュント公演終了

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 シュニトケ作曲のパールギュントの公演が昨日すべて終了した。
 秋シーズンにまた再演される予定。

 初め3回のリハーサルは、オペラ座の建物の中で一番新しいロトゥンダンという部屋で行われた。
 部屋の半分がすべてガラス張りになっており、海に面したお城とストロームカイエン、グランドホテル、船着場、国立美術館を一望できる最高のローケーションだ。
 もちろんオーケストラピットに入るとモグラ状態になるので、しばし優雅なリハーサル環境だった。
 家からオペラ座までバスで8分。歩くと17,8分だろうか。
 残念ながらステージに背中を向けた状態だったので、ステージでどんなことが行われていたかはまったくわからなかった。がもちろんダンサーたちの息使いは聞こえてくる。

 音楽は「音楽のサーカス」みたいにいろんなジャンルが行き交う。現代音楽、バロック音楽、ジャズ、ピアノコンチェルト、など飽きさせない。
 パーカッションパートにはフレクサトーンで奏でられるメロディーや、4本撥を使ったチャイムのソロ、タイゴングとチェンバロのデゥオなど、珍しい組み合わせが頻繁に登場する。
 拍子は変拍子ばかり。変拍子はシュトラウスまでしか受け付けない!というオケマンもいるが現代曲大好きの私にとってはおてのもの、といわんばかりにのびのびと楽しく演奏させていただいた。

 パールギュントが1月中旬に始まり、昨日終わるまでの期間いろんなことがあった。
 メモにも書いたが、腰を痛めたこと。一度立ってしまえば演奏することは困難ではなかったが、一人で立ち座りができなかったので、3時間の公演中もずっと立ちっぱなしだった。
 これを機にちゃんと腰を直そうと決め、針治療に通う日々。そんななかいいこともたくさんあった。
 打楽器とピアノのCD録音も決まったし、打楽器ソロと映像の企画で奨学金も貰えた。
 私の活動をこちらの雑誌にも取り上げていただいたし。打楽器コンチェルトの初演の日にちも決まった。

 今週末は初スコットランド。リサイタルとマスタークラスを控えている。
 私のスウェーデン語訛りの英語とヒヤリングにどこまでついてきてくれるだろうか。
 演奏よりもそれが心配だ。
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針治療

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 2週間半ほど前、腰をひどく痛めてしまい、救急病院、整体を回った後なかなかよくなる兆候がないので困っていたところ、針のいい先生がいると紹介していただき、先週、今週と集中して治療してもらうことにした。
 腰を痛めた時点では一人で立つこともいすに腰掛けることもできずに、ちょっといじけていた。そのからちょっとづつましにはなってきて、それでもまったく痛みを感じなくなるまでには時間がかかるだろうとは覚悟をしていたが、痛む期間が長くなってきたし、来週はスコットランドでの仕事と再来週には日本での仕事を控えているため、いまのうちに本格的に治療しようと思った。
 針治療は始めての経験。先生はこちらの病院で看護婦をしていらっしゃる日本人の先生。
 「ちくちく痛む」とか「じんじんする」とかの説明も日本語なので、うまく伝えられたような気がする。
 基本的にからだがかたいので、柔軟体操を心がけてくださいね、とやさしくおっしゃってくださった。
 「マラソンなどはどうですか?」。
 たまに思い立ったときに走っているので、先生から効果があるといわれれば、毎日でも走ってみよう、という心意気で聞いてみた。
 「あなたにはマラソンは無理ね」とさらっとおっしゃった。「性格的に続かないわよ」と。。。
 まったくそのとおりでございます。ちょっと見栄をはったと反省。。
 実際に治療の最中に、腰から前かがみになって手が床につくように曲げてみて、といわれた。
 曲がるところまで曲げた私に先生は「腰が悪いからまがらないので、いたそうね」と気を使っていってくださったが実は普段もそのくらいしか、曲がらない。
 毎日つづきそうな運動は、といろいろ考えたが、やはりウォーキングしかない。
 あと先生がおっしゃっていたラジオ体操はとてもからだにいいらしい。
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春の花

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 黄色のチューリップが我が家のリビングをぱーっと明るくしてくれる。
 数年前まではあまり私にはなじみがなかった色だが、最近黄色がとても好きになった。
 黄色とオレンジ色を混ぜた花束を見ると、夏は太陽を、冬は暖炉の暖かい灯りを想像する。
 スウェーデンの国旗は青の生地に黄色のクロスが描かれている。
 その黄色はとても映える。
 湖もまだ凍るこの季節だが、もうすでに花屋さんにはたくさんの春の花が並んでいて、ついつい足を止めてしまう。
 足早に帰宅する人も、花屋さんの前でぱたっと止まり、ピンクや青やオレンジやしろのチューリップを見てうっとりしている。
 日本帰国まであと数週間。黄色のチューリップはそれまで絶やさず飾り続けようと思う。
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