<< January 2005 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
CATEGORIES

セムラ

memo13

 自宅の近くにあるケーキ屋さんの老舗。そこで作っているケーキが格別においしい。
 いつものようにショーケースの中にはプリンセスケーキに、ブルーベリーパイなどのケーキのほか、クッキーやパン生地にクリームなどを練りこんだブッレ、焼きたてのパンなども並ぶ。
 今日はそこでセムラというケーキをかった。
 スパイスが効いたパン生地のなかに、マンデルマッサというアーモンドのクリーム、そのうえにホイップクリームをたっぷりかけ、最後にふたをする。
 もともとはイースターの断食の期間に軽食としてとるための食事だったらしい。数年まえまではイースターの時期にしか店頭にでていなかったらしいが、とてもおいしいものなので、最近では年が明けるとすぐ出回っている。
 見てのとおりクリームたっぷりなのでおなかが一杯になる。
 お店によって大きさや味が微妙に違うところも楽しい。
 イースターまでに何個食べられるかな。。。
memo

サルハール市場

memo12

 家から地下鉄で一駅行ったところにSaluhall(サルハ−ル)という市場がある。 この市場は1888年から新鮮な魚やお肉、野菜などを並べている老舗市場。 ちょっとした飲食スペースもありお昼時となるといつも活気あふれている。 建物も赤レンガで建てられていてとても目立つ。人々の待ち合わせにもよくここを使う。
 このエリアに住む人たちはちょっと高級意識が高い。いいものを手に入れることが一番の目的であり、値段にはこだわらない。 お店を見て回ればすぐにわかるように、どの品物にも値段がついていない。 ショーウィンドウをみて「これちょうだい」というと親切に紙などに包んでくれて、そのあとに「...クローネになります」といわれると小銭など出さずに500クローネ札を迷いなくだす。「いくらですか」なんて聞ける雰囲気ではない。 よく毛皮を着たおじさまおばさまがサルハールからでてくるところを見かける。 私は週に3回はサルハ−ルの前を通っているが、通り過ぎるだけで中に入ることはめったにない。
 でも今日ひさしぶりに何かおもしろいパンでも食べたいなと思って寄ってみた。 一つ一つお店を見て回ると、野菜屋さんではほうれん草や大根やサツマイモなど、普通のスーパーじゃ売っていないような新鮮な野菜がかごに山もり入っていた。 魚屋さんに隣接しているレストランも3時を回った時間だったが、たくさんの人でにぎわっていた。 あんこうやさば、ひらめや鮭、ニシンやタイなど日本の魚屋さんにも負けないくらい新鮮な魚が並んでいて興味津々で眺めていた。
 今日は夜もリハーサルがあったので、魚はまた別の機会にとっておいて、そのあとパン屋さんに向かった。 全部で3軒入っていたが、その中でも茶色のパンをたくさん扱っているところで、「Edeholma(エーデホルマ)」というスウェーデンのパンを購入した。 軽い夕食を、購入したパンと一緒にいただき、夜のお仕事に行くことにする。
memo

アンティーク

memo11

 今では興味のあるアンティークもの。
かつて私は骨董品やというものがその価値とは別にしてなんだか怖い気がしていた。自分の知っている人が使っていたならともかく、お店で売っているものはそのものにどんな歴史があるのかわからなかったから。江戸時代から伝わる人形とか、仏像などをみるとちょっとぞっとする。日本は戦争が近年あった国だから、あのお人形は何を見ていたんだろう、とかあの日本刀は誰かを斬ったのかなど、考え始めるときりがない。
ちょっとかび臭い店内も怪しげなお店の主人も、まさに骨董屋という雰囲気をかもし出している。

 そんなことを話していたら、アンティーク好きのアメリカからやってきたティンパニストのジョンさんに連れられて、ストックホルムのブコウスキーオークションに行ったのは数年前。50年前の新聞や雑誌もあれば、郊外のお城にあった掛け時計、1800年代後半の自転車やさんの看板、貴族がつかっていたダイニングテーブルをいすのセットや王宮で使われていたティンパニもあった。
日本みたいにどこかの焼け野原から掘り出してきたような、黒々しいイメージはまったくなく、代々大事に使われてきたんだなというのがとてもわかる。
そこでようやく気がついた。スウェーデン人は物持ちがいい。物をとても大事にする。
おばあちゃんの家にいくと、その家に代々伝わってきたガラスのウォッカビンや、銀食器などがたくさんあり、それを息子や孫の誕生日などにプレゼントする。
家もそうだ。耐久年数が長い。家を買うときも1900年代初頭に建てられた家がたくさん売られている。私らが住んでいるところも1932年に建てられた。その間に暖房システムや配水管、外壁など取り替えられたりしたが基本はオリジナルのまま。それでも「新しい建物」のうちだ。
一人暮らしを始めようとする学生さんの家は、新しいものをそろえるのではなくて、おじいちゃんおばあちゃんからいただいた家具や食器で新生活を始めるひとが多いということを新聞で読んだ。別に違和感もなくありがたく受け取るそうだ。

 そんな環境の中にいて、古いものに偏見を持っていた私自身も、何をみていいなと感じるのか段々とわかってきたような気がする。最近はホーロー製品を探している。得にキッチン製品には目を光らせている。
そしてもうひとつ集めているものがある。同じくホーローで作った通りのサインや注意書きなど(写真)。「Torggatan」と書いてあるのは去年の夏、ダーラナ地方に夏休みに行ったときにアンティークショップで見つけた。ボーレンゲ市のセントラル広場のもの。もちろんオリジナルだ。
それだけをもとめて出かけることはないが、町を歩いていてふっと目に留まるお店をたまにのぞくのも私のこだわりとなっている。
memo

スマトラ沖地震

 スウェーデン人の人気のリゾート地といえばカナリア諸島に続き、モロッコ、エジプト、ギリシャなど。その中にタイがある。アーランダ空港から直行便でいけるタイは、特に日照時間の少ないこの地の人にとって気軽に安くいける絶好の場所だ。そして太陽の光を思う存分浴びれる。

 皆さんもご存知のとおり、年末に大地震がスマトラ島沖で発生した。
ちょうどクリスマス休暇とお正月休暇で多くのスウェーデン人が過ごしていた時期に発生したこの地震によって、1月9日の段階でまだ1500人近いスウェーデン人の行方がわかっていない。
もちろんスウェーデン人ばかりではない。日本人も80人近い人々が行方不明と聞いた。多くの観光客はもちろん地元の人々も尊い命を失った。まだまだ行方不明者の数も増え続けると予想される。

 数日前、50人近くの子供たちがアーランダ空港に到着した。両親をなくした子、まだ行方不明で連絡が取れない両親の子供ばかり。空港では、空港が用意したお菓子やお人形に飛びついて笑顔を見せていたという。まだ自分の両親の状況を理解できないくらい小さな子供たちだ。

 津波が目の前まで来ているというのに、まだ海岸沿いにいる旦那さんと子供を助けに津波に向かっていったというお母さんがいた。スウェーデン人の警察官だそうだ。その家族は無事助かった。

 つらいニュースばかり続いている中で、何か自分たちにできることはないだろうかと考える。テレビをみてかわいそうだけでは何もならない。

 皆さんのそれぞれの気持ちでいい。
是非とも赤十字や国境のない医師団などに進んで募金をしてほしい。
memo